【イベント情報2023】ゲームマーケット2023春

　世界はかつて、大地の中心にそびえる「エメラルドの塔」によって支えられ、繋ぎとめられていました。世界の秩序の象徴である“塔”を誰もが崇め、”塔”がある限り、大地は揺るぎなく、盤石なものでした。
　しかし、ある日エメラルドの塔はあっけもなく砕け散ってしまいます。塔の崩壊から千年ほど経った今も、その理由はわかっていません。

　夢見る大地は変化をし続けているので、多くの人々は変化の緩やかな場所を選んで定住をしています。ただ、こんな世界の中でもひとつ所に留まらず、いくつもの大地を渡り歩く旅人もいます。
　『フラジャイル・フラグメンツ』のプレイヤー・キャラクターである「魔女」と「相棒」もそんな旅人の仲間です。

　エメラルドの塔が崩壊して以来、世界には魔法がもたらされました。魔女とは世界にもたらされた魔法の力を、意のままに使うことのできる人々のことです。もっとも、魔女と言っても女性に限らず男性もいますし、どちらとも言い難い人もいますけれど。
　魔女はこの世に留まり漂う、大地の夢、生けるもの、かつて生きたものの願い、思い出など、「想いのカケラ」と呼ばれているそれらを導き、時には”自らの思い出さえ”も代償とすることで、自然の摂理を超えた力を使うことが出来るのです。

　プレイヤー・キャラクターである魔女はどこからやってきて、なぜ旅をしているのでしょうか？
　商売のためか、何か大切な探しものをしているのか、相棒との出会いが旅のきっかけという魔女もいるでしょう。もしかしたら、単にこの広い世界を見たいと思ったのかもしれません。

　そして、その旅の道連れである相棒は、なぜ魔女と一緒に旅をしているのでしょうか？
　昔からの友人かもしれませんし、魔女に恋をしているのかもしれません。もし、相棒が人間ではないのなら（！）旅の道連れを求めた魔女によって作り出された存在ということもあるでしょう。