新作TRPG『フラジャイル・フラグメンツ』各種通販サイトにて販売開始!

ほぼ週刊レビュー:ノーチラス

相手の手札を読み切れ

 

 

人数:2人用
インスト:10分
1プレイ:15分
ジャンル:ブラフ・駆け引き
概要:二人用カードゲーム

 

ぬえのです。本日は色んなボードゲームがネット上でフリーでプレイできる素敵なサイト、ボードゲームアリーナで遊べるゲームのレビューです。

 

概要

ノーチラス号で行われる試験に合格し、ネモ船長の右腕になるためにライバルとタイマンをはることに。

共有の山札から引いた手札(ダイバーカード)を場にプレイして対面同士の数字を比較、相手より大きい数字なら得点。
ただし、自分の場にも相手の場にも自由にプレイできるのが特徴。低い数字は相手の場にプレイしてしまおう。

ゲームの流れ

 

ゲームは全6ラウンド。
まず、今回のラウンドで奪い合う分野カードが中央に5枚並べられ、
1~14のパワーを持つダイバーカードで構成された山札から5枚ずつドローしてゲーム開始。
手番に出来ることは『手札を1枚自分か相手の場の任意のスペースにプレイする』ことのみ。
10枚プレイされてスペースが全て埋まるとラウンド終了。
向かい合ったスペース同士で数字を比較して、数字が高いほうが分野カードを獲得。
1分野を先に4点とると確保。3分野を先に確保したプレイヤーの勝利となる。
分野カードには2倍獲得できるカードやマイナス点になるカードも存在するため、単純に場に強いカードを出しても勝利に直結せず、的確な確保が重要。

面白いところ

基本的には自分の手札から相手の手札を推測して自分がほしい分野のスペースに強いカード、相手のスペースに弱いカードを置いていくゲーム。
が、山札に4枚含まれている「カードを移動させるダイバーカード」によりゲームは一気に熱くなる。
6.9はプレイされたスペースの対面に、7.8は横に任意にずらすカード。
これにより早々と切り札をプレイしても簡単に奪われる可能性が生まれるため相手の出方を伺ったり、移動先を先にプレイして埋めてしまう等の戦略と読み合いが重要になってくる。
大抵は手札が偏るラウンドが生まれるため、弱い時にはうまくかわし、強い時に一気呵成をかける、一手一手の凌ぎ合い、潰し合いが熱い。

各ラウンドの開始時にはランダムで6枚のスペシャルカードから1枚が配られる。最強のカード「15」や最弱の「0」、ダイバーを固定させる「錨」等いずれも使いこなせば強力。

まとめ

凄く面白い。
山札の数が少なく相手の手札やスペシャルカードの半分以上は予想がつくため、ロジカルな戦略が重要。
そこに、少しだけ残った不確定な読み切れない要素が絶妙な駆け引きを生む。
相手は移動カードを握っているのか?引けなかったのか?考えれば詰め将棋になりそうでならない絶妙なバランス。
ルールはシンプルでプレイ時間も短いけど、1プレイでとても消耗するタイプのゲームです。

大好きなゲームなので、是非遊んでみてください。